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50m走のタイムは関係ない!鈴木尚広の盗塁・走塁理論

阪神の赤星選手には、敵チームでしたけど、ずっと塁に出てほしかった。

どんな走塁をするのか、プレイヤーとして学びたいというのとファンとして個人的に見たいなという思いでした。

赤星さんも元々のスピードに加えて頭脳を使って走る走塁論は、自分の考えとも近いです。

レギュラーではなく、代走起用が主となることの葛藤はありましたね。

勝負に負けて控えに回るようになったのですが、組織の中でスタメンではなくても、自分に何が求められているのかと凄く考えさせられました。

必要とされる人間になろうと改めて思いました。

そういった意味では代走という立場が、本当に自分を強くしてくれたと思います。

 

巨人といえば勝利が命づけられている球団であり、毎年ライバル選手が入団してくるような環境にあります。

選手としては嫌ですよね。

チームが優勝するために仕方ないと部分がありつつも、また来るのかというのもやはりありました。

でも、そんな状況をモチベーションに変えていけたと思います。

代走という失敗が許されないプレッシャーの中で、スタートを切れる勇気を持つためには「その前の準備を完璧にこなしている」ことが重要です。

球場には一番乗りで入り、デーゲームの日は朝7時に球場入りします。

自分は代走として勝負を決める役割でしたから。

チームが託してくれる責任の重さも感じていましたし、自分が出てきた時のファンの皆さんの盛り上がりを肌で感じますからね。

そこは避けて通れないです。

そういった意味では代走だからこそ、より責任が重くなり、準備にかける時間も多くなっていったというのはありますね。

盗塁を決めるために必要なことは「スタート命」ですね。

スタートが良くないと30mに満たない塁間で、勝負することは出来ないと断言します。

50m走や100m走のタイムが速いことは関係ない。

競技性がまったく違うので、50m走と塁間を比較するのはどうなのかなと僕は思います。

「足が速い=盗塁が速い」という安易な考えはなくしていきたいと思いますね。

100m走のスタートは音で反応しますが、盗塁は投手の動きを見ての反応ですからね。

しかも牽制球があるため、戻ることも考えないといけないですから。

次に、打球判断で大事なのは、打ったものにすぐ反応するという本能的な部分と、事前にどんな打球が飛ぶかを想定すること。

ただ単にすぐ打球に反応するのはギャンブルになってしまいますが、ある程度ここに飛ぶだろうという確率を考えていると、良い走塁ができやすいと思います。

例えば、投手にしても何を投げるのか。

捕手の構える場所で球種も限られてくるし、野手の位置、打者のタイプも見ます。

追い込まれたら打つ方向性を変える打者もいる。

そういった様々な確率を考えていけば、打球方向はだいたい限られてくる。