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大和の守備力を育てた、「練習方法」と「金言」

高校時代から自分の一番の強みは守備だと思っていました。

試合終盤に守備固めで出場するところからスタートして、少しずつスタメンで出る割合が増えていった感じです。

打撃はそんなにたいしたことなかったので、守備力が平凡だったら1年生から試合に出ることはなかったでしょうね。

小学校の頃から壁当てを毎日のようにやってました。

練習というより遊びの延長の感覚。

漠然と壁に投げるのではなく、的を定め、そこをめがけて投げる。

そして、壁に当たって跳ね返ったゴロを捕り、投げ返す。

ひたすらこの繰り返しです。

『どうすれば正確に捕球することができるか』

『どうすれば捕球から送球までの動作をもっと素早く行えるか』

といったことを考えながら、来る日も来る日も一人で壁当てに没頭してました。

その積み重ねの中で、スローイングと捕球力がセットで向上していった感じです。

高校のグラウンドのベンチ裏にも壁当てができる場所があったので、高校時代も壁当てはしょっちゅうやってました。

自分の守備力を築き上げたのは間違いなく日々の壁当て。

壁当てをしてなかったら、きっとプロにも入れていないと思う。

僕がプロに入団したとき、一軍のショートのレギュラーは当時プロ3年目の鳥谷さんが絶対的存在として君臨していました。

正直、ショートとして一軍のレギュラーを狙うのは現実的には難しいなと感じていました。

ファームの首脳陣もそれは感じていたようで、セカンドもできるようにと、ウエスタンのゲームにセカンドで出場する機会も設けてくれました。

代走や守備固めで出た後、打席が回ってくることがある。

そういう機会が積み重なることで苦手なバッティングも少しずつ一軍投手のレベルに対応できるようになっていった。

一軍の出場試合数を増やし、レギュラーに近づくためには外野もできた方がいいだろうな、内野をやってるだけじゃ状況はいつまでたっても変わらないと思った。

2011年シーズンは外野フライに対する怖さがものすごくあった。

内野のフライというのは上から落ちてきますが、外野フライは見え方が全然違うんです。

『ちゃんとフライが捕れるのかなぁ』という恐怖と戦いながら外野を守っていました。

外野フライへの苦手意識を克服するため、数多く打球を捕った。

ノックよりもフリーバッティングなどの「生きた打球」を数多く受けることで、恐怖心を取り除いていった。

同じ打球でも正面で捕ったり、逆シングルで捕ったり、あえて体から離れたところでとったりと、いろんな捕り方でフライを捕る練習もよくやっていました。

そうすることで、目測を誤ったり、体勢が崩れた時でも捕球できるという安心感が生まれますし、自分に合った捕り方もだんだんわかってくるんです。

スタートをわざと遅らせ、フライを捕る練習もよくやった。

内野手の場合、打者が打った瞬間に打球に素早く反応してスタートを切る。

ずっと内野をしていた僕はその癖がしみついているので外野で守っていても打った瞬間にスタートを切ってしまう。

でもそれが、後ろだと思った打球が前に落ちたり、前だと思った打球が伸びて頭を越されたりするミスを誘発している面もあった。

コーチからは『外野は慌ててスタートを切らなくても捕れる打球が多い。

そういう打球は、スタートを早く切ることよりも、打球の質をしっかりと見極めた上でスタートを切ることを優先させた方が目測を誤るようなミスは減らせる』と言われ、わざとスタートを遅らせてフライを捕る練習を提案してくださった。

その練習のおかげで2012年からは自信を持って外野フライと向き合えるようになりました。