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盗塁・バントが苦手だった大和。上達した理由は?

高校時代は盗塁に関する技術を追求したことがなかったんです。

ピッチャーが動いたら走れる、という単純な意識の中で盗塁を敢行していただけ。

スライディングも今にして思うとベース際での勢いが弱く、改良の余地は多分にあった。

プロに入ってからも足が速い割には盗塁が下手という印象を首脳陣に与えていたと思います。

3年目のシーズンが始まる前に、当時、ファームの守備走塁を担当していた中村豊コーチに『せっかくいい足持ってるんだからもっと盗塁数増やそう』と提案され、話し合った結果、年間の目標盗塁数を15個に設定することになったんです。

そのためには今までの意識じゃ無理。

まずはちゃんとピッチャーの癖を見る意識を持つところから始めなさいと。

以来、盗塁に対する探求心に火がつき、ベース際で勢いを落とさない強いスライディングの練習などもするようになった。

最終的には目標に1個足りない14個でしたが、盗塁力がぐっと高まったシーズンでした。

 

プロ入り当初はバントも苦手だった。

当時の立石 充男野手総合コーチが失敗をしてもいいからと、試合の中でどんどんトライさせてくれたことが大きかった。

『今日は三塁側へのバントをファウルになってもいいからラインぎりぎりに狙ってやってみよう』といった具合に毎回試合前にテーマを決めていたんです。

仮に失敗しても怒られることなく、試合の中でいろんなことにどんどん挑戦させてくれたことがバントの上達につながっていった。

試合の中で決まるとものすごく自信がつきますし、その成功体験が次の成功を呼んでくれる感覚があった。

バントを練習の中で100本練習することも大事ですが、試合の中での1本の成功体験の方が成長のスピードを助長してくれることも多々ある。

指導者サイドが、選手に失敗を恐れさせることなく、いかに試合の中でトライさせてあげられるか。

選手の強みを形成する上で、指導者の我慢強い姿勢は欠かせないような気がします。